定義型(関連)リストとは
定義型リストは箇条書きリスト(ul要素、li要素)と違い、「見出し」と「段落」に似た構造をつくることができます。見出しタグを使うほどではないが、リスト構造で見出しが必要な場合に使用できます。
構成としてはdl要素(Definition List)内に「用語」であるdt要素(Definition Term)と「用語の説明」であるdd要素(Definition Description)で定義します。
<dl>
<dt>用語</dt>
<dd>用語の説明</dd>
</dl>
dl要素、dt要素、dd要素の初期値はdisplay:block;です。
箇条書きリストのような行頭マーカーの指定はできません。
入れ子のルール
- dlタグ内の子要素は、dtタグ、ddタグのみ。
ただし、dtタグ、ddタグ内は他の要素を使用できる。 - dtタグ、ddタグを必ず1回使用する。
- dtタグの次にddタグを使用する。
- dlタグ内にdtタグ、ddタグはいくつ使用しても良い。
間違った使用方法として、下記のようなものがあります。
<!-- dl要素の子要素がdiv -->
<dl>
<div>
<dt>用語</dt>
<dd>用語の説明</dd>
</div>
</dl>
<!-- dd要素が先にある -->
<dl>
<dd>用語の説明</dd>
<dt>用語</dt>
</dl>
下記の使い方は問題ありません。
<!-- dd要素が複数ある -->
<dl>
<dt>用語</dt>
<dd>用語の説明</dd>
<dd>用語の説明</dd>
<dd>用語の説明</dd>
</dl>
<!-- 交互に用語と説明を入れる -->
<dl>
<dt>用語</dt>
<dd>用語の説明</dd>
<dt>用語</dt>
<dd>用語の説明</dd>
<dd>用語の説明</dd>
</dl>
<!-- 商品の説明 -->
<dl>
<dt>商品名</dt>
<dd><img src="item.jpg" alt="商品画像"></dd>
<dd>
<ul>
<li>商品の説明</li>
<li>商品の在庫数</li>
<li>商品の大きさ</li>
</ul>
</dd>
</dl>
下記のように「日付」と「その日の出来事」のようなパターンにも使えます。
<!-- 日付と説明 -->
<dl>
<dt>2016/7/1</dt>
<dd>新商品を入荷しました。</dd>
<dt>2016/7/2</dt>
<dd>ブログを更新しました。</dd>
</dl>
まとめ
- 定義型リストは、「見出し」と「段落」に似た構造をつくることができる
- dlタグ内の子要素は、必ずdtタグとddタグ